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2020年11月11日
情報食育大学のミッション 社会問題を解決して食育のための人づくりを――
食育大学は、2006年ノーベル平和賞受賞者で貧困層への社会的支援を続けるグラミン銀行創設者のムハマド・ユヌス氏から、日本で7番目のユヌスソーシャルビジネスカンパニー(以下YSBC)として、2017年2月に認定を受けました。
YSBCとは、ユヌス氏が提唱する7原則を順守した事業展開を行っている事業社に送られる名称です。個人的利益のみを追求するのではなく、ビジネスの手法を使って他者のために社会問題の解決や利益を還元していくことを実践し、日本国内には、2020年8月現在28社が認定されています。
食育大学は、これからも、食の大切さを次世代に伝え、人間の健全な育成を社会全体で進めていくための活動を続けていきます。ユヌス・ソーシャル・ビジネス7原則とは
1.ビジネスの目的は、利益の最大化ではなく、人々や社会を脅かす貧困、教育、健康、技術、環境といった問題を解決することです。
2.財務的、経済的な持続可能性を実現します。
3.投資家は、投資額を回収します。しかし、それを上回る配当は還元されません。
4.投資の元本の回収以降に生じた利益は、グラミン・ソーシャル・ビジネスの普及とより良い実施のために使われます。
5.環境へ配慮します。
6.雇用者は良い労働条件で給料を得ることができます。
7.楽しみながらムハマド・ユヌス博士
1940 年バングラデシュ チッタゴン生まれ。チッタゴン・カレッジで講師を務めたのち、米国の大学で経済学博士号を取得。 1974 年の大飢饉による貧困の現状を目の当たりにし、バングラデシュの貧困撲滅のための活動を始めた。1983 年農村部の貧困層の自立を支援するために無担保小口融資(マイクロクレジット)を行うグラミン銀行を創設した。同国の貧困軽減と平和構築に大きく貢献した功績が称えられ、2006 年にグラミン銀行とともにノーベル平和賞を受賞した他、「アジアのノーベル賞」といわれるマグサイサイ賞、米国自由勲章、米国議会ゴールドメダル賞、世界食糧賞、日経アジア賞、福岡アジア文化大賞など世界各国、各地域より100以上の賞を受賞。九州大学を含む世界中の大学より40 以上の名誉ある称号(名誉博士号など)も授与されている。 ビジネスの手法で貧困撲滅を目指すユヌス博士は、教育、医療、エネルギー、情報通信などの様々な社会課題を解決する50 社以上のグラミン関連企業を経営し、バングラデシュにおける地場産業の振興、通信技術の普及、再生可能エネルギーの利用などソーシャル・ビジネスを展開・推進するとともに、国連や多国籍企業、大学などともパートナーシップを組み、日々世界中でソーシャル・ビジネスを実践し続けている。
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